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うえはら保育園のちょこっとレポ

自然の空間は豊かな空間 ~意味探索の歴程~

10月10日(土)


カマキリを見つけ興味はあるものの、手でつかむには抵抗がある様子。
しかしつかまえたい。


「ほら」と木の枝でカマキリをつかまえた!?枝に乗せた!?Tさん。

枝に乗るまで少なくとも20分。すくなくとも20分です。試行錯誤。

この場面を振り返り

保育指針より心情・意欲・態度という言葉
①心情➡心の中の思い。【興味・関心】
②意欲➡積極的に何かをしようと思う気持ち。【やる気】
③態度➡状況に対応して自己の感情や意思を外形に表したもの。【出来る・習慣付く】

環境構成の理論と実践より
自然の空間は子どもにとって豊かな空間
①森など自然の空間は、集団を受け入れる広さがあり、土や葉や虫など応答性の高い物で満ちあふれています。
 子ども差異を受け止める多様性があります。それぞれの関心い合った遊びを自分で発見します。

の言葉を思い出され感慨深い場面。


その後、「もぉーーー!、行かなーい!」と大きな声をかけたくなるところなんですが・・・
聞こえるくらいの声量「いかないよー」と伝えました。
「ごめんなさい(><)」少し観守らせてください。

何だか
たったの数分前よりたくましく観える子たちの後ろ姿。
私自身なぜそう感じるのだろう。「0歳1歳児の彼らを思い出したから・・・」
それだけではないような・・・。と少し不思議な感覚。


しばらく考えさせられました。
それは0歳児1歳児の彼らの姿を思い返していたことと以下の言葉があの場面で起こったことでそう感じさせられたのかもしれない。

~ランゲフェルトの言葉「意味探索の歴程」としての子どもの発達~
 階段で以前より高い段から飛び降りることができるようになると、子どもは自分を誇らしく感じ
「先生見て!」と何度も飛び降りる姿を幼児教育者・保育者に見せつけてくることがある。この時、以前よりも
高いところからの眺めや、飛び降りる感覚は子どもにとっては今までとは「別物」である。初めて自転車を買ってもらった
子どもが今まで一人で行ったことがなかった見知らぬ通りを走り、行動範囲を広げていく時も同様であろう。子どもたちのどこかに
不安を抱えながらも果敢に新しい世界に挑戦し、自分の世界を広げるとともに、そのような冒険を成し遂げた自分を以前とは違う、より
「大きくなった人」と感じる。それは「新しい世界の発見=世界の意味付け=新しい世界を形成」であるとともに、その様なより広い、より
新しい世界に存在することができるようになった、「以前よりも偉大な自己の発見=自己の意味付け=自己の形成」でもある。
 このように「何かを意味づける」、すなわち「意味付与」と特徴とする人間においては世界形成と自己形成が表裏一体と
なって生じ、相即している。ランゲフェルトは子どもの発達を「意味探索の歴程」と呼んでいるが、このように、子どもが「育つ」
とは、大人の導きを手がかりとしながらも自ら探検や冒険を繰り返して、この合わせ鏡のような世界形成と自己形成を拡大していくことに
他ならない。したがって、個々の子どもの世界形成ー自己形成はどれ一つとして同じものはなく、個性的で創造的な過程なのである。

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